談志 最後の根多帳
「談志落語」の粋を一冊に凝縮!
談志落語の創作プロセス、ネタ選びの基準を解説し、
また、名演とされる近年の「伝説の高座」を再現。
さらに、巻頭のカラー口絵には未公開の高座写真を、
巻末には談志のネタ一覧を収載した
ファン垂涎の作品です。
[目次]
第一部 談志の根多論
第一章 直さずにはいられない
第二章 直した落語、作った落語
第三章 〝演らない〟にも訳がある
第二部 談志の落語 最近版
粗忽長屋(2007年、よみうりホール)
鉄拐(2007年、ミッドランドホール)
居残り佐平次(2004年、町田市民ホール)
芝浜(2007年、よみうりホール)
二人旅(2009年、よみうりホール)
落語チャンチャカチャン(2004年、横浜にぎわい座)
付録 談志の根多帳 談志の落語が読める本、聴けるCD、観られるDVDリスト付き
[担当編集から一言]
著者校正は、ほとんど入院中の病室での作業となりましたが、
快復するにつれて、入る赤字にも勢いが出てきた師匠。
加筆もパワフルとなり、高座への復帰を確信しました。
さて。本書で特におすすめなのは、「演らないにも訳がある」の部分。
師匠の語りが耳から聞こえてくるような、
じつにリズム感あふれる作品となっています。
四六判・上製 | 304頁+カラー口絵8頁 | 立川談志 /定価:2,100円(税抜)