ホーム<11>生活実用 > がん「余命半年」からの生還

がん「余命半年」からの生還
2009年9月17日 発売

まれに見る9度の転移を繰り返しながらも、6年の闘病で完全寛解の現在に至ったのはなぜか? 何を選択し、何をそぎ落とし、どんな治療をしてきたのか?

この一冊で、患者の身体と心に則した、そして「一人ひとり違うがん」闘病のノウハウが見えてくる。患者やその家族に、ほんとうに必要な知識だけを、実際に治療を体験した身をもって綴る、明るく・前向きな実践・実録マニュアル。

[本書帯の推薦の言葉]
『本書は、がんと闘っている多くの人達を支え、暗夜を照らす灯となることだろう』
癌研有明病院・婦人科顧問
荷見勝彦

■目次■
第一章 がんショック
第二章 自分にあった治療と、自分にとって最良の医師の見つけ方
第三章 放射線治療
第四章 抗がん剤治療
第五章 手術
第六章 転移・再発
第七章 免疫治療
第八章 リラックス

~患者力アップ講座~
1 がんの発生と転移のしくみ
2 オーダーメイド医療とは何か......今関文夫(千葉大学医学部附属病院 消化器内科)
3 放射線治療は日々進化している......大野達也(群馬大学重粒子線医学研究センター)
4 血液検査データと制がん剤治療......片岡達治(銀座並木通りクリニック)
5 転移性脳腫瘍の治療......樋口佳則(千葉大学大学院医学研究院 脳神経外科学)
6 画像(CT、MRI他)で何がわかるのか......岸本理和(放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院)

【著者略歴】
2002年(平成14年)、末期の子宮頸がんで「余命半年」との宣告を受ける。以後、リンパ節や脳を含め9度の転移を体験。その間、放射線治療・抗がん剤治療・脳の開頭手術・免疫療法など、さまざまな治療を受ける。自らの足で多くの医師と会い、自らの目で治療法を選択し、自らの意志で治療法を選択し続け、体内に次々に生じた数え切れない固形がんを科学的な治療法ですべて完全寛解させ、現在、健康体。通常2~3度の転移があると死に至るケースが多いため、一人の患者が、このようにさまざまな治療を体験することは希有といわれる。

251頁 | 平塚厚子 /定価:1,500円(税抜)